愛知製鋼は、ステンレス鋼材の販売価格を4月契約分からニッケル系は20~25%、クロム系は10~15%値上げすると発表した。原材料価格の高騰に加え、特にニッケル系は電気自動車(EV)のバッテリー向け需要の高まりから需給がひっ迫しており、販売価格に反映する。

 ステンレス鋼材の価格は、2021年9月に約10%、22年2月に約15%の値上げを実施している。わずか2カ月という短期間で再度値上げを行うのは異例だ。ロシアへの経済制裁に伴う原材料供給量のひっ迫が進む中、同社では「今後の原材料およびその他諸資材費の動向次第では、更なる価格改定も検討する」としている。