産業競争力と脱炭素化を両立する政府のかじ取りに注目

政府が炭素税の本格導入に向けて動き出す。環境省は、19日に開いたカーボンプライシング(CP)に関する有識者会議で、石油石炭税の特例措置「地球温暖化対策のための税(温対税)」について、税率の段階的な引き上げを視野に入れ制度を見直す方針を打ち出した。いわゆる炭素税は国内では温対税のみで海外と比べ税率が低いため、脱炭素化に向けて税率を高め温暖化ガスの排…