タイヤ空気圧モニタリングシステム(TPMS)の「エアセーフ」を展開するバスク(小笠原孝嗣社長、埼玉県志木市)は、世界初となるボール型センサーを採用したトラック・バス用の「AirBall(エアボール)TB」を発売した。

 エアボールTBは、直径約36mmのボール型のセンサーをタイヤ内に投げ込むだけで設置が完了する。従来のホイール装着型に比べ、手間や取り付けの費用、時間を大幅に軽減することができる。

 センサーは、タイヤ内を転がりながら空気圧とタイヤ内温度をモニタリングする。6~22輪までのトラック・バスに対応し、ボールセンサーから、日本国内の電波法に準拠するブルートゥース(2.4ギガヘルツ帯)で各輪のデータを送信、車内に設置する5インチのモニターディスプレーで状態をリアルタイムで確認できる。

 6輪用のベーシックパックと、8輪以上のトラックを対象とした中継器が付属する2種類を用意する。8輪以上はタイヤ本数に応じた追加のボールセンサーの購入が必要。価格はともにオープンで、国内販売はPIAA(寺田浩康社長、東京都文京区)が請け負う。