ソフトバンクは、次世代電池を評価、検証する施設「次世代電池ラボ」を、2021年6月1日付で設立すると発表した。世界中の電池メーカーが開発したセルを同一の環境下で評価、比較試験して検証結果をフィードバックすることで、電池メーカーの次世代電池開発を支援する。
ラボは環境試験機器などを手がけるエスペックの「バッテリー安全認証センター」(栃木県宇都宮市)内に設置する。すでに電池メーカー15社の次世代電池の試験を予定しているという。
次世代電池開発における技術検証では、電池メーカーごとに環境や基準が異なると、性能分析や技術課題を特定するのが難しい。同社は、同じ試験条件でテストできる環境を整えて、次世代電池の早期実用化を後押しする。
世界中の電池メーカーが製造する次世代電池の性能を技術的に評価する。今後、充放電設備の増強やモジュール・電池パックの大型評価設備を導入するほか、特殊な環境試験をエスペックと連携して行うことを検討している。