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 国土交通省は11日、「レベル3」以上の自動運転車の呼称を策定したと発表した。レベル3は「条件付自動運転車(限定領域)」、「レベル4」は「自動運転車(限定領域)」、「レベル5」は「完全自動運転車」とする。自動運転技術はレベルごとに機能が限定されている。このため、日本語でイメージしやすい呼称も併記できるようにすることで、ユーザーの理解促進につなげる狙い。自動車メーカーの広報や宣伝などでの利用を促していくことで、自動運転車の適切な利用につなげていく考えだ。

 新たな呼称の決定に合わせ、それぞれで可能な自動運転レベルの概要や運転操作の主体も定めた。例えば完全自動運転車の「レベル5」は「自動運行装置が運転操作の全部を代替する状態」とし、主体も「自動運行装置」となる。一方、「レベル1」「レベル2」については2018年に呼称を「運転支援車」とすることを定めていた。