フラットタイプはお菓子のようなポップなカラーでオフィスやリビングを華やかに演出する

 自動車内装部品総合メーカーの林テレンプ(林貴夫社長、名古屋市中区)は、自動車用防音材で培った技術を応用し、室内の反響を吸収する吸音パネル「エアミュート」を発売すると発表した。吸音性能を保ちつつ、他社製品比約80%の軽量化を実現した。高い防音性能や軽量化、立体的デザインを強みに、オフィスニーズだけでなく、個人向けの需要を見込む。

 新製品は、実際に自動車用として使用される同社独自の防音材「Vウェーブ」を使用した。表面と吸音材を一体成型する独自技術で、1枚当たり380グラムの軽さを実現した。軽量化によって、壁に穴を開けることなく、マグネットでの取り付けが可能だ。

 また、人の話し声の周波数域に高い効果を発揮するよう、厚みや重さ、密度を調整した。テレワークやウェブ会議の際、マイクが反響音を拾って会話が聞き取りづらいといった現象を改善する。

 大きさは縦450×横450×厚30(ミリメートル)で、色はピスタチオ、モカ、ベリーを用意した。価格は4枚セットで1万9800円(税込み)。アマゾンマーケットプレイスで販売する。