東海理化とアルプスアルパインは、HMI(ヒューマン・マシン・インターフェース)領域で協業すると発表した。HMI技術を使った自動車部品や製品を共同開発し、事業効率を高める。自動車メーカーへの営業は競争領域として各社で担う。

 東海理化は自動車用スイッチやシートベルト、キーロックなどが主力。アルプスアルパインは、カーナビやセンサー、通信モジュールなどが主力で、CASE(コネクテッド、自動運転、シェアリング、電動化)が進展する中、互いにHMI技術を駆使した次世代部品を開発している。今回、互いの技術を持ち寄り、HMI関連の部品や製品開発に共同で取り組むことに基本合意した。事業効率を高め、製品開発を迅速化するとともに、新たな価値を創出することでも協力し合う。