日立オートモティブシステムズ(日立AMS)とホンダ系部品メーカー3社は19日、4社が統合して立ち上がる新会社の社名を「日立Astemo(アステモ)」に決定したと発表した。自動車や二輪車などモビリティ領域の事業は、日立の冠を外した「アステモ」で展開することで、系列を問わずに拡販しやすいブランド名とした。また、統合発表当初は2020年内の新設を予定していたが、新型コロナウイルスなどの影響で来年1~2月に立ち上げがずれ込む予定。

 新会社は統合する日立AMS、ケーヒン、ショーワ、日信工業の4社が持つパワートレインシステム、シャシーシステム、先進運転支援システムの三つのコア技術を軸に展開する。

 社名は、安全、快適かつ持続可能なモビリティを提供するという意味合いの「Advanced Sustainable Technology for Mobility」の頭文字から取った。

 新会社は日立グループとなるが、モビリティ関連はアステモブランドで訴求する。