グループPSAジャパン(アンジェロ・シモーネ社長、東京都目黒区)は16日、プジョーの小型SUV「SUV2008」を全面改良し、発売したと発表した。7月に投入した主力小型車「208」に続いて電気自動車(EV)モデル「SUV e―2008」も設定。ガソリン車とEVの両輪で小型車市場でのシェア拡大につなげる。

 新型車は、グループPSAの最新コンパクトプラットフォーム「CMP」を採用。先代モデルより全高を20㍉㍍低い1550㍉㍍に抑え、大半の立体駐車場を利用できるようにした。また荷室容量も拡大し、434㍑を確保。SUVとしての利便性を向上した。

 ガソリンモデルは1・2㍑直列3気筒ターボエンジンを搭載し、最高出力90㌔㍗、最大トルク230ニュートン㍍。燃費はJC08モードで19・2㌔㍍/㍑を確保した。納車は10月中旬以降に開始する。価格は299万~338万円。

 EVモデルは、50㌔㍗時のバッテリーを搭載し、最高出力100㌔㍗、最大トルク260ニュートン㍍を発生。1充電当たりの航続距離はJC08モードで385㌔㍍とした。納車開始は11月以降で、価格は429万~468万円(消費税込み)。