次世代車の重要技術を6つのカテゴリー別に紹介
近未来の2030年を見据えたコンセプトカー映像

 世界をもっとKAITEKIに―。気候変動、資源・エネルギー、海洋プラごみなど、世界は今、数々の大きな課題に直面している。三菱ケミカルグループは、総合化学のチカラでこれらの環境・社会課題を解決し、未来のKAITEKIを実現する。

 三菱ケミカルのホームページでは、自動車関連の新製品・技術・サービスを幅広く紹介する「WEB展示会」を開催中だ。近未来の2030年を見据えたコンセプトカー映像を作成し、次世代自動車の重要技術を6つのカテゴリーに分けて、グループの多様な製品群を紹介する。

① Connected=つながるクルマ

5G通信技術の実現で今後も進化する「つながるクルマ社会」。大容量のデータ通信において重要なアンテナ技術、光ファイバーなど、クルマのIT化に貢献する。

② Autonomous & Safety=自動運転、安全技術

高度化する自動運転技術を支える各種のセンサー、レーダー、カメラ部品。特殊コーティングや高機能な透明素材が各種部品の高度化に貢献する。

③ Intelligent Cabin=快適車内空間

クルマのエンターテイメント空間を演出する様々なフィルム関連素材、静音・遮音性が向上する特殊繊維、触感性にも優れた高機能内装材がより魅力的で快適な車内空間を実現する。

④ Electric=電動化

2台のコンセプトカーモデルでは共通のバッテリー、モーターをベースとしたプラットフォームを使用。電解液や負極材をはじめとする様々な新エネルギー素材がバッテリーの性能向上に寄与、パワートレイン部分にも様々な高機能素材が貢献している。

⑤ Light Weight=軽量化

ADAS向け先進部品の搭載が増加する一方、軽量化は永遠の課題である。炭素繊維複合材(CFRP)、長繊維強化樹脂、ガラス代替グレージングやマルチマテリアル技術など、豊富なラインナップで様々な軽量化ニーズに応える。

⑥ Sustainability=サーキュラーエコノミー

「人、社会、そして地球の心地よさがずっと続いていくこと=KAITEKI」の実現に向け、地球環境の持続可能性に貢献する植物由来の樹脂材料や繊維原料などの素材や、様々なリサイクル技術などの開発に取り組んでいる。

 また、三重事業所(三重県四日市市)の「KAITEKIスクエア四日市」で、同社のWEB展示会で紹介する関連製品などを展示し、次世代のソリューションを提案する。