ジェイテクトの子会社で製造業のマッチングサービスを手掛けるファクトリーエージェント(上出武史代表取締役、東京都中央区)は、オンライン上で設立会見を開催した。新会社では、部品加工を依頼したいメーカーなどの「発注者」と、部品加工を請け負いたい金属加工会社などの「受注工場」を、業種の垣根を越えて繋げる。eコマースと技術を組み合わせたソリューション事業を展開し、「新たな産業クラスターを再構築する」(上出代表取締役)。

 サイト上で発注側が図面や納期などを提示し、ファクトリーエージェントが作業内容に適した受注側を選定、見積もりを提示する。発注から納入までをほぼオンライン上で完結できる。依頼が完了後、仲介手数料をファクトリーエージェントに支払う仕組み。

 自動車や半導体、家電など業種ごとに分離していたサプライチェーンを横串でデータ化することで、これまで接点がなかったメーカーとティア2以下の中小企業を結び付ける。

 親会社のジェイテクトは、技術面で側面支援を行う。また、精密板金加工などを手掛ける浜野製作所(浜野慶一代表取締役CEO、東京都墨田区)とも提携。浜野製作所は、加工工場側から見た発注先選定のアドバイスなどを行う。

 同サービスに登録した会員企業数は100社。4月にジェイテクトから分社化した際は「ジェイテクトFA」という企業名だったが、7月に社名を改めた。