カナダのブラックベリーは、ソフトウエア製品の自動車での採用実績が1億7500万台を突破したと発表した。2019年6月の前回発表時に比べて2500万台の増加となった。調査会社と提携し、自動車向けの製品出荷数と製品を搭載した自動車台数に基づいて導入規模を検証した。

 同社は自動運転車やコネクテッドカー向けのOS(オペレーティングシステム)や開発ツール、ミドルウエアなど、機能安全性の認証を取得したソフトウエア製品を販売している。先進運転支援システム(ADAS)やハンズフリーシステム、インフォテインメントシステムなどに採用されており、トヨタ自動車やホンダ、メルセデス・ベンツ、フォルクスワーゲンなどに搭載されている。

 ジョン・チェン会長兼CEOは「自動車の採用実績は5年間で6千万台から1億7500万台に上昇した。今回の調査で、コネクテッドカーや自動運転車向け基本ソフトウエアプラットフォームの現在と次世代のプロバイダーとしてリーダーシップを実証できた」とコメントした。