「〝わざと〟段差を残しました」-。高齢両親との同居に伴うマイホーム改造で、家主の夫人が語っていた。一般に歩きやすく、転ばないようにと床の段差はないようにするものだが、あえて残したというのだ。理由は、日頃から歩行に注意を促し、弱りがちな足腰の筋力トレーニングを考えているらしい。まったく段差のない床では、高齢の両親は注意を怠り、足腰の衰えにつながる。…