年功・一律色を残す賃金制度は壁に突き当たりつつある(回答状況をボードに書き込むものづくり産業労働組合の担当者、11日)

年功・一律色を残す日本型賃金制度が揺れている。2020年春闘では、産業ピラミッドの上位にいる自動車メーカーや大手サプライヤーの回答が軒並み要求を下回り、トヨタ自動車やマツダは基本給の底上げに当たるベースアップ(ベア)を見送った。CASE(コネクテッド、自動運転、シェアリング、電動化)革命が加速する中、働き方とともに賃金制度も見直しを迫られそうだ。…