ホンダの子会社で航空機事業を手がけるホンダエアクラフトカンパニー(HACI、藤野道格社長)は、「ホンダジェット」の2019暦年の納機数が36機となり、小型ジェット機カテゴリーで世界トップだったと発表した。販売エリアの拡大などを進めた結果、3年連続で首位を守った。

 HACIは19年、中国とカナダなどの新たな地域で型式証明を取得し、機体引き渡しの地域を拡大。好調な販売を維持した。

 今後は、緊急医療搬送用仕様の上級小型ジェット「ホンダジェットエリート」のデリバリーを開始するほか、20年内には本社敷地内に主翼組み立てやスペアパーツなどを格納する新ハンガーも稼働する予定。より多くのジェットを販売していく考えだ。