三菱ふそう「eキャンター」（参考画像）
中部電力と丸紅は2月20日、運送事業者に、電動トラック／バス、充電インフラ設備などを一括提供する新会社「フリートEVイニシアティブ」（FEVI）を設立したと発表した。
FEVIは電動トラック・バス導入のワンストップサービスを提供する会社として設立した。資本金は1億9500万円で、中部電力と丸紅が折半出資する。
地球環境問題からハイブリッド車、電気自動車といった電動シフトは本格化している。ただ、トラック、バスといった商用車の電動化は、車両の選定、充電インフラの整備や運用面といった多面的な検討が必要となる。
FEVIは、中部電力が電気事業で培ってきた工事・保守技術や電力インフラの運用ノウハウと、丸紅が急速充電器の販売で培ってきた知見を活かしながら実証を進め、2021年度を目途に電動車両の導入サービスをワンストップで提供する事業の展開を目指す。
社名のフリートEVイニシアチブは、物流・運輸事業者といったフリートのEV（電動）化に向けて、イニシアティブを発揮する会社を目指すという想いを込めたとしている。
