JFEケミカル
ミック電子工業の給電レール製品群

JFEケミカル 

軽量化展で機能性化学品への取り組み、EV-HEV技術展で 電池負極材やフェライト材料を紹介
 JFEケミカルは、JFEグループの化学事業分野を担い、電池材料、磁性材、精密化学品、プラスチック成型材の4分野で機能性化学品事業を展開する。今回はクルマの軽量化技術展で「機能性化学品への取り組み」、EV・HEV駆動システム技術展で「電池負極材」、「フェライト材料」を紹介する。
   車載LIB用負極材は、中国で立ち上げる合弁会社の新工場でニードルコークスを原料とする人造黒鉛負極材を生産し、EV・HEV向けに、ほぼすべての負極材の量産体制を揃える。また、「全樹脂電池」と呼ばれる新型LIBを開発したAPB社に出資し、全樹脂電池の負極材向けにハードカーボンの供給を計画する。
   フェライト材料は、グループ内で原料粉から製品まで一貫製造しており、顧客要望への対応力の高さに強みがある。EV・HEV向け直流変圧器用途向けフェライトコア需要の拡大に伴い、国内事業の30~40%を車載分野が占める。海外では中国、タイで生産しており、さらなる生産品質向上を進める。
   プラスチック成型材(ケープラシート)は、軽量素材として主に天井用基材に採用される。今後は剛性や吸音性、遮熱性などを切り口とした、新規用途開拓へより優れた製品を提供する。
http://www.jfe-chem.com/

ミック電子工業 

シンプル構造で部品点数が少ない自動車用スイッチ
 ミック電子工業(東京都品川区)は1968年の創業以来、一貫してスイッチに特化し、オリジナリティーに富んださまざまなスイッチを産み出し続けてきた。顧客のニーズに合わせて、設計開発もフレキシブルに対応することでシェアを拡大してきた。
 自動車部品市場へ参入したのは97年。さらに2007年以降は現在の自動車関係の主要製品である、電動シート調節用のシートスイッチの製造を始めた。
 同社の自動車用スイッチはシンプルな構造で部品点数が少なく、軽量化を実現しており、多くの自動車メーカーで採用されている。さらに、自動車関係のスイッチにおいても、さまざまな新製品を開発している。シートスイッチとランバースイッチを一体化した「12WAYシートスイッチ」をはじめ、小型軽量化を達した「小型シートスイッチ」や「ランバースイッチ」、「給電レール」、「操作系スイッチ」など多岐にわたる。給電レールはスライド式のセカンドシートやサードシートに電源を供給する。これらの製品は同社のブース(青海展示棟・小間番号A20-30)で展示される。
 ミック電子工業はこれからも、積極的にスイッチの開発を継続していくことで、自動車用スイッチのシェア拡大を図る。
http://mik-e.co.jp/ja