JNCは加工品事業セグメントが展開しているリチウムイオンバッテリー用セパレーター事業から2020年3月31日付けで撤退すると発表した。

同社グループでは、車載向けをターゲットとして2014年にリチウムイオンバッテリー用セパレーターの商業運転を開始し、高入出力セル用途などで評価されてきた。

ただ、中国市場での販売価格の急速な下落など、事業を取り巻く環境が悪化していることから、事業継続を検討した結果、将来的にも収益の確保や、業績の改善が困難であると判断、同事業から2019年度末で撤退することにした。

事業撤退に伴う損失として、親会社のチッソが2019年10-12月期に特別損失2400万円を計上する。