観光庁が実施した「訪日外国人旅行者の受入環境に関する調査」によると、「旅行中困ったこと」として、回答者の1割強が「交通機関の利用」を挙げた。地方部でのバス利用時などに、ルートの把握や乗り場の特定などが難しかったと答える人が多かった。一方、9割以上の回答者が日本の公共交通は「便利」と回答しており、国内での移動に対する満足度自体は高かった。
同調査は2025年11月~26年1月、日本から出国する訪日客を対象に主要5空港で実施し、4110件の回答を得た。訪問都市としては東京・大阪・京都が最も多く、回答者の約7割が訪日2回目以上のリピーターだった。
旅行中に困ったことで最も多かった回答は「ごみ箱の少なさ」(17.2%)だった。交通機関の利用と回答した人は11.3%で、前年からほぼ横ばいだった。
具体的に何に困ったのかの問いでは、「新幹線以外の鉄道」と回答した人が6割以上にのぼった。私鉄などでの乗り換えのルート検索や乗り場の特定、切符の購入方法などに分かりづらさを感じた人が多かった。また、地方部のみを訪問した訪日客では、「バス」での移動で困ったという人が約半数いた。乗降場所の把握やルート探索などの難易度が高かったようだ。
訪日客の4割近くは、トラブル発生時の解決手段として「自分でインターネットで調べた」と回答した。電車やバスを利用する際の多言語表示の少なさを指摘した回答者も多かった。

















