日産自動車の中国法人は4月24日に開幕する「北京モーターショー2026」で2台のコンセプト車を初公開すると発表した。日産は中国向けに現地主導で開発した電気自動車(EV)などの新エネルギー車(NEV)を展開しており、新興国への輸出も強化していく方針。14日に公表した「長期ビジョン」でも中国を主要3市場の一つと位置付けており、新型車による販売拡大と事業強化を図る考えだ。
コンセプト車は、ピックアップトラック「フロンティアプロ」を想起させる堅ろうなデザインのSUVと、中型ハッチバック車と思われる2車種。長期ビジョンにも盛り込んだ知能化方針「AI(人工知能)デファインドビークル(AIDV)」戦略に基づき、「さまざまな電動化技術の選択肢を提供する」としている。
日産は「中国で、中国のために、グローバルへ」を戦略に掲げ、合弁先の東風汽車と連携してNEVの短期開発とラインアップ拡充に取り組んでいる。第1弾のEV「N7」が昨年ヒットしたことで、日産の中国販売は上向いており、プラグインハイブリッド車「N6」に続いて、SUV「NX8」も今月発売した。今後は東南アジアや南米、中東市場への輸出も進めていく。
長期ビジョンでは、30年度に中国市場で、輸出先での販売を含めて100万台を売る計画を掲げる。中国国内でもラインアップを拡充して地域ごとに異なるニーズに対応し、計画達成を目指す。
北京モーターショーは24日から5月3日まで開かれる。比亜迪(BYD)をはじめ、現地新興NEVメーカーや国有企業、部品メーカー、AI新興企業まで幅広く出展し、会場には181台の世界初公開車を含む1451台が展示される予定。日本からは日産、トヨタ自動車、マツダなどが出展を予定している。




















