スバルは4月9日、手動変速機(MT)を搭載した「WRX STIスポーツ#」を600台限定で抽選発売すると発表した。国内仕様のWRXにMTを設定するのは2019年12月に国内販売を終えた「WRX STI」以来、約6年ぶり。部品の公差(製造工程で許容される誤差の範囲)を厳しくした「FA24」型エンジンや足回りの強化など、走行性能を高めた仕様を投入することでファンの期待に応える。
スバルは「東京オートサロン2025」でプロトタイプを初公開していた。モータースポーツ統括会社のスバルテクニカインターナショナル(賚寛海社長、東京都三鷹市)がチューニングを手掛けた。
排気量2.4リットルの水平対向4気筒エンジンに、6速MTと四輪駆動システムを組み合わせる。エンジン出力は「WRX S4」と同じ275馬力ながら、ピストンなどの重量公差やクランクシャフトなどの回転バランス公差を厳格化し、振動を抑えている。独ZF製の電子制御ダンパーや伊ブレンボ製のブレーキキャリパー、19インチの専用ホイールなどを装備する。
価格は610万5000円(消費税込み)。5月17日まで、全国の販売店で抽選申し込みを受け付ける。
スバルは既存の技術資産を使い、「もっと気軽に愉しめる」スポーツ車の開発に取り組んでいる。スーパー耐久シリーズにもFA24型エンジンとMTを組み合わせた車両で参戦しており、レースで得た知見を量産車開発にも生かす考えだ。




















