ホンダは1月20日、2026年のF1(フォーミュラワン)世界選手権で英アストンマーティンに供給するパワーユニット(PU)を披露した。26年からレギュレーションが変更となるF1では、電動化技術が勝負の分かれ目となる。強みの電動化技術に磨きをかけ、アストンとともに世界の頂点を目指す。F1への再参戦で人材や技術の育成に加えて、商品力やブランド力など四輪事業の強化にも生かしていく。
ホンダは21年シーズンをもって参戦を終え、その後はレッドブル・パワートレインズに対してPUの技術支援を行っていた。
ホンダが再参戦を発表したのは23年。F1が脱炭素化に向けてレギュレーションを変更し、ホンダが目指す電動化戦略と方向性が一致した。
新たなレギュレーションでは、PUはモーター出力が従来の120キロワットから350キロワットと約3倍に変更される。燃料は100%カーボンニュートラル燃料。ハイブリッド車(HV)などの電動化技術が強みのホンダとして「(F1の)電動化時代にも技術トップだということを示す」(三部敏宏社長)考えだ。
ホンダのPUを用いるアストンマーティン・アラムコ・フォーミュラワンチームのローレンス・ストロール会長は「勝利に向けて全力を尽くし、新たな歴史の章を築く」と語った。
さらにホンダはF1を含めたモータースポーツ活動で得た知見を市販車にも落とし込む。高い走行性能を実現したスポーツモデルなど、ホンダの“DNA”を具現化した車種を順次投入する。
三部社長は「レースはレース、ビジネスはビジネスでうまくつながっていなかった反省がある」と振り返る。モータースポーツ活動を四輪事業の一部と位置付けて成長へと結びつける考えだ。
























