2025年10月の高市早苗首相(自民党総裁)の誕生を受けて、奈良トヨタ(菊池攻社長、奈良市)グループが運営する自動車博物館「まほろばミュージアム」(奈良市)の来館者数が急増している。同社が2022年にレストアした高市氏の元愛車トヨタ「スープラ」(1991年式)や、24年と今回の総裁選時に全国を巡回したワゴン車「ハイエース ビーナス号」を一目見ようと、直近1カ月あまりで約7千人が訪問。連日盛況が続いており、地元選出で女性初の首相誕生による「高市フィーバー」の勢いはまだまだ続きそうだ。
高市氏が自民党総裁から首相に就任した10月の月間来館者数は5114人で、21年11月開設当初から25年9月までの月間平均の約18倍に跳ね上がった。25年2月下旬に累計来館数が1万人を記録してわずか8カ月後の11月9日に、2万人を突破する急増ぶりだ。
炭本和夫館長は「近畿地区を中心に全国各地からの来館があり、特に女性の来館者が増えた。来館者からはスープラのナンバープレートに関する質問や、『ビーナス号の車体に応援メッセージを書き足したい』などの要望が聞かれる」と話す。ビーナス号の車体には、「早苗さん頑張れ!」「日本をお願いします」などのメッセージで埋め尽くされている。
菊池社長は「全国から高い注目を浴びており、奈良のランドマークの一つになったと感じている。インフルエンサーなどによる情報拡散のおかげで、今後も安定して来館者が増えるだろう」として、高市フィーバーにあやかりクラシックカーの魅力訴求や同社レストアプロジェクトの認知度向上につなげる考えだ。


















