中国汽車工業協会が11日に発表した5月の新車販売台数は前年同月比14.5%増の219万4千台だった。4月(同4.4%増)に続き2カ月連続のプラスとなった。中国で新型コロナウイルスの感染状況が改善し、政府の支援策などにより自動車市場が徐々に回復しているという。トヨタ自動車が同20.1%増となるなど日系自動車メーカーの販売も上向きつつある。
商用車の販売台数は同48.0%増の52万2千台と全体の販売台数を押し上げた。乗用車販売の伸び率もプラスに転じ、同7.0%増となった。SUVを中心に販売を伸ばしたという。一方、新エネルギー車(NEV)の販売は同23.5%減の8万2千台と前年割れとなった。電気自動車(EV)や燃料電池車(FCV)の販売が伸び悩んだ。
1~5月の累計販売台数は前年同期比22.6%減の795万7千台。















