スバルはスポーツ車「WRX」の手動変速機(MT)車を11月に発表すると同社ウェブサイト上で明らかにした。先代の「WRX STI」に搭載していた大容量MTを国内向けモデルに約7年ぶりに復活しファンの期待に応える。
スバルは6月、同モデルの開発を進めていると報道関係者に説明していた。搭載する「TY85」型MTは、海外市場向け現行WRXに搭載している「TY75」型に比べ大トルクに対応できることが特徴。スバルのグループ会社ではTY85の生産ラインの廃止も一時検討したが、技術を継承する意味もあり復活が決まった。スバル社内ではTY85搭載車の開発を担う特命チームを立ち上げ、開発を急いだという。
現在国内で販売している「WRX S4」は無断変速機(CVT)を搭載している。同社ウェブサイトでは、MT車復活を望むファンの声や開発者の思いを伝える動画を公開している。価格や主要諸元などは後日公表する。
スバルは並行してMTを搭載する新型5ドアハッチバック車と、2ドアクーペ「BRZ」のコンプリートカーの開発も進めている。
藤貫哲郎取締役専務執行役員CTO(最高技術責任者)は6月、TY85の搭載について「将来にわたって(エンジン)出力アップが可能になる。MT車は少なくなると思うが、出し続けられる間は続けたい。引き合いが無くなるまでは、技術としてきちんと残す」と話していた。


















