スバル、国内向けにMTのスポーツモデル3車種を投入 2027年までにWRX・BRZ・5ドア車で

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  • 2026年6月9日 05:00

スバルは、2027年までにスポーツタイプの新型車3モデルを国内市場に投入する。いずれも手動変速機(MT)の搭載を予定している。今年4月にスポーツセダン「WRX」に6速MTを搭載した限定車を発表したところ、販売台数の約15倍の申し込みがあった。「スーパー耐久シリーズ」などのモータースポーツ活動のノウハウを生かしながら、ファンの声に応えていく。

投入を予定するのは、セダン「WRX」の新型車、2ドアクーペ「BRZ」のコンプリートカー、5ドアハッチバック車、の3車種。新型WRXにはかつて「WRX STI」に搭載していた、高出力にも対応できる変速機「TY85」型の搭載を想定している。

MTを設定して話題を集めた限定車「WRX STIスポーツ#」は、軽量コンパクトな変速機「TY75」型を組み合わせていた。同モデルは5月17日までの1カ月間で、限定600台に対して約9000件の申し込みがあったという。

BRZは、昨年発売した限定車「STIスポーツ TYPE RA」をベースに、「もう少し、軽やかに走るコンセプトのクルマ」(藤貫哲郎取締役専務執行役員)を目指す。

ハッチバック車は車両価格を抑え、高性能車ながらユーザーの手が届きやすいモデルを目指す。すでに試作車の開発を進めている。「スーパー耐久シリーズ」でも今年から、5ドアハッチバック車を投入して戦っている。

スバルは昨年、新型水平対向エンジンの開発に取り組んでいると明らかにしているが、3モデルには搭載せず、次世代車での実用化を目指す。

スバルは今年度から新組織「商品革新本部」を立ち上げ、傘下には「スポーツ車両企画室」も設立した。昨年11月に発表した「2025方針」では、商品ラインアップの拡充を目指す方針を明らかにしていた。「まずは既存のアセット(技術資産)を使った車を作る」(藤貫取締役専務)方針で、将来的にはハイパワー車を含めて企画しているという。ファンが喜ぶような車を、開発陣が部門の垣根を超えて楽しみながら開発する組織を目指す。

藤貫取締役専務は、MTの新型車を検討する狙いについて「大きなビジネスになるとはあまり思っていないが、出し続けたい。一度無くしてしまうと二度とできなくなる。お客さんがいらっしゃるうちは(母数が)大勢でなくてもやっていく」と、社内で技術を伝承する必要性にも言及した。

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