トヨタ自動車が、オフロード車「ランドクルーザー」を軸に新たなアフター用品の提案強化に乗り出している。これまでシリーズ最上級の「300」のみを対象にしていた車体保護フィルムの施工サービスを「70」にも広げた。用品類ながら、メーカーの工場で施工する品質や信頼性の高さが強みで市販品との差別化。保証も3年6万キロメートルと長く設定し、ランクルファンを取り込む計画。トヨタはアフター領域でも魅力ある商品を充実させ、バリューチェーン収益の拡大につなげる考えだ。
ランクルユーザーの交流拠点「ランクルBASE(ベース)」で、取り扱っている「ペイントプロテクションフィルム」の対象を増やした。3月に始めた300向けは堤工場(愛知県豊田市)の一角を使い、品質検査部門などから選ばれた従業員が施工している。これを70にも適用する。飛び石などによる損傷を防ぐほか、軽微な傷は自然に修復する機能も盛り込んだ。メーカーの「冷熱試験」を行うことで、性能を担保している。
施工には100万円(トライアル価格、消費税込み)かかるが、ランクルは長く所有するユーザーも少なくないため、一定の需要が見込めそう。ランクルベースでは一定期間内であれば納車後でも作業を受け付け、保有客を開拓していく考え。今後、アウトドア関連のイベントなどへの出展を通じ、認知度を高めていく。
同社は現在、新車販売後のライフサイクルを通じて稼ぐバリューチェーン収益の確保に力を入れている。ランクルベースでも新たな用品パッケージなどの提案も検討しており、収益の最大化に力を入れる考えだ。

















