いすゞと日野のジェイ・バス、シンナー不足で大型観光バスを生産調整

  • 自動車メーカー
  • 2026年4月16日 17:30

いすゞ自動車と日野自動車が共同出資するバス事業会社ジェイ・バス(石川県小松市、西原正人社長)は、塗装用シンナーの供給不足により、小松工場(石川県小松市)が手掛ける大型観光バスの生産調整をしていることを4月16日までに明らかにした。具体的な影響台数は明らかにしていないが、同社は「当面は生産継続を見込んでいる」としている。

小松工場は観光バスの生産拠点で、大型の日野「セレガ」から小型の「ポンチョ」まで手掛けている。調査会社マークラインズによると年間生産能力は1800台。国内の観光バスの生産拠点は小松工場と三菱ふそうバス製造(富山県富山市、藤岡佳一郎社長)のみで、観光バスの供給への影響が懸念される。

中東情勢の混乱を受け、塗装用シンナーの調達難が表面化している。日本塗装工業会(加藤憲利会長)は14日、国土交通省に安定確保を求める要望書を提出した。経済産業省は出荷を減らしていた塗料メーカーや卸・小売事業者に対し、供給量の回復を要請。赤澤亮正経産相は同日、「目詰まりは解消に向かう」との見通しを示していた。

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