赤澤経産相、シンナー供給「目詰まり解消に向かう」 出荷半減していた塗料メーカーや卸業者に要請

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  • 2026年4月14日 14:10

赤澤亮正経済産業相は4月14日の閣議後会見で、塗料用シンナーの調達難について「目詰まりは解消に向かう」との見通しを述べた。ナフサ由来のシンナー原料であるトルエンやキシレンについては前年並みに供給されているものの、今後の懸念からサプライチェーン(供給網)の川中である塗料メーカーや卸・小売事業者が、出荷を半減していたことから、目詰まりが起きていたと特定した。13日付で伊吹英明製造産業局長名義で関係事業者に供給量を回復するよう要請した。

シンナー調達難の原因について、赤澤経済相が国内有力メーカーの例を挙げ説明した。川上にあたる石油化学メーカーや商社は、シンナー原料の供給について「4月末までは前年実績並みに供給し、5月の供給は未定」と塗料メーカーに伝達していた。これを受け、川中の塗料メーカーや卸・小売事業者は4月の出荷を直ちに半減。塗装事業者が必要量を確保できない事態に陥った。

サプライチェーンの間で原料の供給見通しを共有することで、本事例については目詰まりを解消した。同様の事例が起きないよう、経産省から事業者への要請も出した。原料調達に課題が生じている場合は、それ自体を理由に即座に生産を抑制するのではなく、速やかに経産省や関係事業者に相談するよう求めた。

ほかにも、商社がシンナー原料を輸入し供給量を確保したり、最終ユーザーの製品メーカーが、中小の塗装事業者や卸・小売分も含めてシンナーを共同調達するなどの取り組みがみられるという。

自動車整備や住宅建設などで使われる塗料用シンナーの安定供給を巡っては、10日の「中東情勢に関する関係閣僚会」にて、高市早苗首相が赤澤経産相と金子恭之国土交通相に対し、総力を挙げて目詰まりを解消するよう指示していた。

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