自由民主党の自動車議員連盟が、衆議院議長に就任した森英介会長(77)の後任として、選挙対策委員長で元経済産業相の西村康稔会長代理(63)を充てる役員人事で調整に入ったことが分かった。4月16日に開催予定の総会で正式に決定する。自動車議連のトップ交代は、2024年12月以来。
3月26日までに複数の議連関係者が明かした。議連は、特定の政策課題に関心を持つ議員が結成するグループで、政策実現に向け政府への要望活動などを行う。自民党の自動車議連は、過去に小渕恵三氏や森喜朗氏などの総理大臣経験者も会長を務め、24年に甘利明氏の後任として森英介氏が会長に就いた。今特別国会で森氏が衆議院議長に選出されたことを受け、交代を決めた。
西村議員は、経産相時代には、北海道・札幌市で開かれた先進7カ国(G7)による気候・エネルギー・環境大臣会合に出席し、ハイブリッド車(HV)を含む「多様な道筋」で電動化を進める必要性を訴えたほか、次世代自動車にも用いられる次世代半導体の国産化を目指すラピダス(小池淳義社長兼CEO、東京都千代田区)への支援策なども打ち出した。トヨタグループの創始者・豊田佐吉氏の生家である豊田佐吉記念館(静岡県湖西市)にも訪問するなど、自動車産業との関わりは深い。
〈プロフィル〉にしむら・やすとし 東京大学法学部卒業後、1985年に通商産業省(現経産省)入省。99年に退官し、2003年に衆議院議員初当選。内閣官房副長官や経済再生担当大臣、経産大臣などを歴任し、26年より選挙対策委員長。1962年10月生まれ、63歳。兵庫県出身。



















