河西工業、7年ぶり最終黒字へ 通期業績予想を上方修正 北米の収益改善や工場閉鎖で

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  • 2026年2月17日 05:00

河西工業は2月16日、2026年3月期通期連結業績予想を上方修正し、7年ぶりの最終黒字に転換するとの見通しを公表した。北米を中心とした収益性改善が進み、国内外の工場閉鎖など事業再編の費用も圧縮できたことが寄与するとした。

修正後予想は売上高が前年同期比8.6%減の2000億円、営業利益が40億円(前年同期は2億8900万円の赤字)、当期純利益が10億円(同91億8200万円の赤字)。25年10月の予想値から、営業利益は5億円上積みし、純利益は20億円の赤字から7年ぶりの黒字に転換する。年間配当は無配を据え置く。

主な改善要因が北米事業のテコ入れだ。同日公表した4~12月期決算では、北米事業の赤字は前年同期の66億円から9億円に大幅縮小した。日産自動車をはじめとする納入先メーカーの協力も得て生産現場の改善を進めたほか、間接部門の早期退職や事務機能のメキシコへの集約など、コストダウンを進めてきた成果が表れた。

併せて、27年までの3カ年中期経営計画の数値目標も設定した。25年4月の発表時点では、外部環境の不確実性などを理由に数値の公表を見送っていた。26年度に営業利益80億円、純利益35億円、27年度に営業利益100億円、純利益60億円を目指す。営業利益は18年度(105億円)以前の水準に回復させる。

売上高は2000億円のままで3年間推移するものの、経営資源の投入を増やして新車向け部品の開発件数を3倍に増やすなど、28年度以降を見据えた成長投資も進める。アフターパーツ事業の拡大や車載向け設計受託事業の開始など、営業利益20億円規模の新規事業も創出する計画だ。

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