カーユーエックス傘下のパイオニア、製品群拡充などに重点 1年後には共同開発品も

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  • 2025年12月8日 05:00

 ディスプレー大手台湾イノラックス(群創光電)の子会社CarUXホールディング(カーユーエックス、シンガポール)と、同社傘下になったパイオニア(矢原史朗社長、東京都文京区)は4日、都内で共同会見した。顧客基盤多様化や製品群拡充、グローバルR&D(研究開発)・製造拠点の3分野を重点に設定。研究開発機能の再編成を検討することや、共同開発品を約1年後に発表することも明らかにした。

 カーユーエックスとイノラックスの会長を兼ねる洪進揚(ジム・ホン)氏と、矢原社長が登壇。パイオニアの車載オーディオシステムやマルチメディアソリューション、ヒューマンマシンインターフェース(HMI)ソフトの知見と、カーユーエックスのスマートコックピット統合ソリューションを融合。競争力強化とグローバル供給網での影響力向上を目指す。

 矢原社長は「ディスプレーとイン・ビークル・インフォテインメント(IVI)の垂直統合を進める」、洪会長は「相互補完を生かして成長を図る」とした。

 パイオニアは「再生プラン」が2021年に終了し、6期連続営業黒字など経営改革を進める中、「グローバルに成長できる戦略的パートナーが必要」と判断した。

 カーユーエックスは、イノラックスからスピンオフした子会社。売上高はイノラックスが約2165億台湾ドル(2024年度、約1兆円)。カーユーエックスは約500億台湾ドル(同、約2500億円)で、パイオニア(同、2121億円)との統合により2社で約5千億円規模となった。イノラックスやカーユーエックスは鴻海(ホンハイ)精密工業から出資を受けており「広い意味でグループに属する。鴻海が進める電気自動車(EV)事業も重要な取引先になる」(洪会長)としている。

 矢原社長は「組織体制や雇用は維持され、製品・事業のポートフォリオにも今のところ変更はない」とした。今後の売上高の目標などは示さなかったが、洪会長は日刊自動車新聞の取材に、研究開発機能の再編成も検討することや、共同開発品を再来年の「CES2027」で披露する方針を明らかにした。

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