日本自動車部品工業会(部工会)は4月24日の理事会で、副会長を務める茅本隆司ニッパツ会長(68)を次期部工会会長に内定したと発表した。ニッパツのトップが会長職に就くのは、2012~16年に会長職を務めた玉村和己元会長以来となる。

5月23日に開く臨時理事会で正式に決める。会長職は1期2年で、有馬浩二会長(デンソー社長)は任期満了で退任する。

茅本新体制の元、電動化やSDV(ソフトウエア・デファインド・ビークル)といった次世代技術への対応や取引適正化などに取り組んでいくことになる。

 

茅本 隆司氏(かやもと・たかし) 1979年京都大学工学部卒業、ニッパツ入社。2010年執行役員、13年常務、15年取締役、16年専務を経て17年に社長に就任。今年4月から代表権を持つ会長に就いた。部工会では22年から副会長を務めている。1956年2月生まれ。