ボルボ・カー・ジャパン(VCJ、不動奈緒美社長、東京都港区)は21日、電気自動車(EV)「EX30」のバリエーションを5タイプに増やして発売した。アウトドア仕様の「クロスカントリー」のほか、エンジン車を含め、同社ラインアップで最安価になるエントリーモデルなどを追加した。選択肢を増やし、販売拡大につなげる。

 既存グレードに加え、パワートレインや駆動方式、外装などが異なる新グレードを4タイプ加えた。エントリーモデルはリン酸鉄リチウムイオン電池(LFP)を採用することで、既存グレードと比べて100万円安い479万円に設定した。

 従来は後輪駆動のみだった駆動方式を四輪駆動にして走行性能を高めたモデルも2タイプ設定した。クロスカントリーは、最低地上高を20ミリメートル上げるなどした。航続距離を変えず装備を簡素化したグレードも設けた。

 価格は479万~649万円(消費税込み)。