経済産業省は12月16日、バイク販売大手のレッドバロン(石岡直樹社長、愛知県岡崎市)が、2022年から24年にかけて輸出規制されているロシアにバイクを輸出していたとして、外国為替及び外国貿易法違反で警告したと発表した。
レッドバロンは新車と中古車のバイク販売を幅広く手掛る大手事業者で、バイクを海外にも輸出している。
ロシアがウクライナに侵攻したことから、日本政府はロシア向け製品の輸出を規制している。レッドバロンは経済産業大臣の承認を受けることなく外為法などに違反してロシアにバイクを輸出していた。
経産省は貿易経済安全保障局長名で、レッドバロンに対して貿易関連法規を理解して厳正な輸出管理を実施するようにレッドバロンに厳重注意するとともに、再発防止のための輸出管理方法の明確化、法令遵守の徹底を求めて警告した。
レッドバロンは、警告を受けたことを謝罪した上で、「今回の警告は輸出停止などの行政制裁ではなく、サービスの提供で顧客や取引先に迷惑をかけることはない。警告を受けたことを厳粛、真摯に受け止め、すでに実施している再発防止のための輸出管理と法令遵守の徹底を今後、強化する」としている。

















