実証のイメージ
三菱自動車と三菱ふそうトラック・バスは、電池交換式電気自動車(EV)の実証を東京都内で9月から行うと発表した。ヤマト運輸、電池交換ステーション(ST)を手掛ける米アンプルとともに実施する。東京都環境公社の助成も受け、複数年かけて実用性を確かめる。
ヤマト運輸が電池交換式EVを集配事業で用いる。最終的に三菱自「ミニキャブEV」や三菱ふそう「eキャンター」など150台超を14拠点の電池交換STで実証する。再生可能エネルギー由来の電力の使用も検討する。
三菱ふそうとアンプル、ヤマト運輸などは昨年、京都市内で約4カ月間実証し、充電時間の削減や耐久性など、一定の効果を確認した。今回は三菱自も加わり、トラック以外も含めて実証する。アンプルの電池交換STは、車両の大きさを問わず電池交換ができる点が強みだ。自動車メーカーや物流事業者など、新たな実証パートナーの参画も募っていく。