終戦前後の東京、「とし」の自宅前(椎名町)と見られる

戦後のバスは隆盛期を迎える。戦時中を暗黒時代と呼ぶなら、戦後は黄金時代といえるだろう。自動車の機動性を生かし、いち早く、戦後復興を交通面から支え、その後の高度経済成長も推進する。ただ、黄金期を迎える前夜、終戦の混乱、復興期の試練を乗り越えなければならなかった。この時期を写した「上原とし」の所蔵写真は少ないが、ボケボケの自宅らしきものがある。そこに…