ヒサマツホールディングスは、長距離の中継輸送が可能な「セパレートボデー」の新製品で16パレット搭載できる「冷凍バンタイプ」と「ドライウイングタイプ」のほかに、前回に続き「AT限定普通免許で運転できちゃうアルミバン」を出展する。製品群の提案を通じて、日帰り中継輸送による運転手らの負担軽減などの訴求を図る。

 冷凍バンは約10.5㌧、ドライウイングタイプは約12.6㌧の積載が可能だ。従来のドライウイングタイプに加えて、新製品として冷凍バンと「平型ボディー」が加わったことで、同社のセパレートボデーのラインナップは広がった。AT限定普通免許で運転できちゃうアルミバンは、免許による乗り手を選ばずに様々な業種での活躍が期待できる。

 同社が独自に開発したセパレートボデーは、総輪エアサスでは新車や既存車両に関わらず、昇降装置を使わずにシャシーから貨物部分を脱着でき、コンテナ車で用いるツイストロックでボディーとシャシーを接続する。

 リアエアサスでは油圧ジャッキを用いた専用の昇降装置でボディーを持ち上げ、シャシー部を自走で抜き取る仕組みだ。ボディーには支柱(アウトリガー)を取り付けることで自走できる。シャシーはコンテナ車両として登録する。 セパレートボデーは物流事業者同士や拠点間で荷物を積んだボディーを受け渡し、各エリアで輸送を担うことで日帰り運行が可能となり、運転手らの労働時間の短縮などにつながる。同社は製品の開発・提供を続け、「2024年問題」の解消に貢献する。