トヨタ自動車は4月17日、「プリウス」の後席ドアハンドルの電気式スイッチに不具合があるとして、リコールを国土交通省に届け出た。防水性能が不十分で、走行中に後席ドアが開く恐れがあるという。対象は2022年11月24日から24年4月3日までに生産した13万5305台。

後席ドアハンドルを開ける電気式スイッチ「e-ラッチ」の防水性能が不十分で、洗車などで多量の水がかかるとスイッチ内部に浸入し、内部の回路がショートしてスイッチが作動してしまい、最悪の場合、後席ドアが開いてしまう恐れがあるという。

リコールでは、全車両の後席ドアハンドルの電気式スイッチを対策品と交換する。対策品の準備が整うまでの暫定措置として、ヒューズを取り外して電気式スイッチの作動を停止し、ドアを開ける操作を手動操作ボタンに限定する。