日野自動車は、豊田自動織機のエンジン認証不正問題で対象となっていた「GDエンジン」搭載車を3月11日から生産再開する。国土交通省が対象エンジンの出荷停止指示を解除したことを受けて対応する。生産を再開する車種は、小型トラック「デュトロ」やトヨタ自動車にOEM(相手先ブランドによる生産)供給する同「ダイナ」など。ただ、同エンジンを搭載するマレーシア向けの「ヒノ200シリーズ/300シリーズ」については、現地当局の認可が下りていないため引き続き生産を止め、認可が下り次第、再開する。

日野は、認証不正を受けて1月29日の2直からGDエンジン搭載車を生産する羽村工場(東京都羽村市)第2ラインを停止した。その後、不正対象車以外を生産できるようにシステムの変更などを進め、2月13日からGDエンジン搭載車以外の生産を再開していた。