AGCは19日、米国子会社で自動車用ガラスを生産するAGCオートモーティブ・アメリカ(ミシガン州)が日本時間15日、社内サーバーが第三者からの不正アクセスを受けたと発表した。ランサムウエア(身代金ウイルス)による攻撃を受け、一部製品の生産・出荷に影響が出ているという。
AGCでは被害確認後、必要な対策を講じ、状況把握と原因の調査を急いでいる。情報の外部流出などは確認されていないとしている。また復旧のめどは現状で立っていないという。
2022年度の同社の米国での自動車ガラス事業の売上高は843億円で、同事業の売り上げ全体の約2割を占める。