オープニングセレモニーに登壇する呉柏勲社長CEO(右から2番目)

 シャープの創業111周年記念技術展示イベント「シャープテックデー」が10日、東京ビッグサイト(東京都江東区)で開幕した。オープニングセレモニーで呉柏勲社長CEO(最高経営責任者)は「新しい技術革新が生まれる時代の始まりのイベントだ。当社のゲームチェンジをもたらす技術が、人々の生活や働き方をより簡単に、より安全にしていく」と語った。一般向けにも公開している。会期は12日まで。

 開催テーマを「ビー・ア・ゲーム・チェンジャー」とし、同社の最新技術が展示されている。自動車向けでは、車載用太陽電池モジュールやAI(人工知能)を活用した運転改善を促すソリューションなどが並ぶ。また、製造現場への導入を想定したAIによる不適合品検査技術や大型ロボットなども展示されている。

 種谷元隆常務執行役員CTO(最高技術責任者)兼R&D担当兼研究開発本部長は「ポイントはAIと環境だ。人と地球に優しく、リラックスや快適を提供する企業としてゲームチェンジしていく」と語った。