日本自動車輸入組合(JAIA、上野金太郎理事長)が7日発表した2023年10月の外国メーカー車新規登録台数は、前年同月比7.2%減の1万6477台となり2カ月ぶりに前年割れした。前年同月は新車の供給制約が緩和したため登録台数が急伸していたため反動減となったが、コロナ禍前の19年10月(1万6623台)に近い水準を確保した。登録車全体に占める外国メーカー車のシェアは6.8%。また、輸入電気自動車(EV)の販売台数は同39.9%増の1983台で、外国メーカー車に占めるシェアが過去最高の8月(12.1%)に迫る12.0%だった。

 価格帯別では台数が最も多い「400万円以上1千万円未満」が同6.5%減の9300台となり、15カ月ぶりのマイナスに転じた。「400万円未満」は同23.3%減の3407台で27カ月連続の減少。一方、「1千万円以上」は同18.1%増の2867台となり、14カ月連続で前年実績を上回った。

 乗用車のブランド別ではメルセデス・ベンツが同0.9%増の3570台で首位を維持。これにBMW、フォルクスワーゲンと続いた。

 日本メーカー車を含む輸入車全体は同7.3%減の2万1692台。このうち、日本メーカー車は同7.4%減の5215台で5カ月ぶりのマイナスだった。