豊田合成は、物流における二酸化炭素(CO2)削減の取り組みとして、物流子会社のTGロジスティクス(堀江亮社長、愛知県一宮市)が軽油代替燃料「リニューアブルディーゼル燃料(RD燃料)」の有効性を確認する実証に参加したと発表した。
伊藤忠エネクスとの実証用に、既存のトラック1台をRD燃料専用にして運行を始めた。同社は現在、55台のトラックを保有しており、実証結果を踏まえて本格導入を検討する。
RD燃料は廃食用油などから製造し、石油由来の燃料と比べてCO2排出を9割ほど削減できる。実証車両は一宮市と名古屋港の物流センター間を月間で約3千㌔㍍走る。RD燃料を用いると、CO2排出を年間で約26㌧削減できるという。