日本自動車輸入組合(JAIA、上野金太郎理事長)が6日発表した2023年8月の外国メーカー車新規登録台数は1万6886台(前年同月比0.4%減)だった。11カ月ぶりの前年割れだが、8月単月としては1988年の統計開始以降、上から16番目の水準で、JAIAは「良いとも悪いとも言えない」(会員業務部)とする。登録車に占める外国メーカー車シェアは前月から0.7ポイント上がって7.9%だった。

 価格帯別では「1千万円以上」が12カ月連続プラスとなる2310台(同20.1%増)。「400万円以上1千万円未満」も13カ月連続プラスの1万580台(同13.8%増)だった。ただ、「400万円未満」は3335台と同30.0%の大幅減で、25カ月連続でマイナスが続く。

 乗用車のブランド別ではメルセデス・ベンツが3256台(同1.1%増)で首位。以下、フォルクスワーゲン、BMWの順だった。

 日本メーカー車を含む輸入車全体は2万1403台(同3.9%増)で4カ月連続のプラス。日本メーカー車は4517台(同23.6%増)で3カ月連続のプラスだった。