スーパーGTのミシュランタイヤ装着車

 日本ミシュランタイヤは、国内最高峰のGTレース「スーパーGT」のトップカテゴリーであるGT500クラスへのタイヤの供給を今シーズン限りで休止すると発表した。世界耐久選手権(WEC)やロードレース世界選手権(モトGP)などに注力する。

 同社は、1999年からGT500クラスへタイヤを供給し続け、これまで4度の年間王座を獲得している。休止の理由については「スーパーGTで得られるデータは価値が高い」とした上で、「世界のレースのフォーマットが変化する中、他カテゴリーにデータを活用することが難しい」(同社広報部)ことから、仏ミシュラン本社で開発効率や効果を再検討し、決定したという。

 GT300クラスへの供給は2024年以降も継続するという。