「ノア/ヴォクシー」を手がけたトヨタ自動車チーフエンジニア(トヨタ車体領域長)の黒柳輝治氏(写真中央)

 国土交通省と自動車事故対策機構(NASVA、中村晃一郎理事長)は23日、2022年度の「自動車アセスメント表彰式」を東京国際フォーラム(東京都千代田区)で開いた。自動車安全性能の総合評価が優れた「ファイブスター賞」の受賞7車種の中で、最も優れた評価を獲得した車種に贈る「ファイブスター大賞」にはトヨタ自動車の「ノア/ヴォクシー」を選出した。

 ノア/ヴォクシーの総合評価は186.44点(199点満点)。内訳はそれぞれ、衝突安全性能が87.44点(100点満点)、予防安全性能が91.00点(91点満点)、事故自動緊急通報装置が8点(8点満点)だった。

 国交省とNASVAが22年度に性能評価を実施したのは全13車種(登録車7車種、軽自動車6車種)。このうち、衝突安全性能と予防安全性能が最高ランクで、事故自動通報装置を搭載したファイブスター賞は7車種が獲得した。

 表彰式がリアル開催されたのは4年ぶり。同日はオンラインでも表彰式の模様を中継した。

 ファイブスター賞の受賞車種は次の通り。

 ▽スバル「ソルテラ」/トヨタ「bZ4X」▽トヨタ「シエンタ」▽日産自動車「サクラ」▽ホンダ「ステップワゴン」▽三菱自動車「eKクロスEV」▽トヨタ「カローラクロス」