先端半導体の国内生産を目指すラピダス(小池淳義社長、東京都千代田区)は、ベルギーに本拠があるナノエレクトロニクスとデジタル技術分野で世界的な研究機関であるimec(アイメック)のコアパートナープログラムに参加すると発表した。プログラムへの参加によって、先端半導体研究の領域で長期的かつ持続可能な協力を強化する。

 アイメックのコアパートナープログラムは、5ナノメートル以下の集積回路プロセス技術分野で世界トップクラスのファウンドリー(受託製造会社)やファブレス(設計会社)、半導体材料、半導体製造装置のサプライヤーが参加して研究開発を行っている。プログラムは、最先端半導体製造装置を設置したアイメックの最新のクリーンルームを基盤としている。パートナー企業は、産業界の半導体ユーザーのニーズを先取りした技術について研究する。

 ラピダスはコアパートナープログラムに参加することで、アイメックの先端技術やシステムソリューション、300ミリメートルパイロットラインとパートナーネットワークを利用し、目標である2ナノメートルの量産技術を確立する。