トヨタ自動車は28日、送迎バスに装着する「車内置き去り防止支援システム」を販売店装着の純正用品として4月にも発売すると発表した。対象車種は「コースター(幼児専用車)」と「ハイエース(幼児バス)」。年式はそれぞれ2004年7月以降、同年8月以降の車両に適合する。価格は取り付け工賃などを除き、消費税込みで10万円前後を予定している。

 新商品は運行スタッフが車内の確認を完了したときに操作する「降車確認ボタン」と、幼児などが自らボタンを押す「ここだよボタン」で構成している。エンジンを停止すると、運行スタッフに音声案内で車内の確認を促す。確認が実施されない場合や、確認したものの車内に置き去りにされた幼児などがボタンを押した場合には、クラクションとハザードランプで車外に警報する。ハイエースの集中ロック付き車では、幼児のボタン操作に連動してドアロックも解除するという。