各社はこれまでの経験も生かし、トヨタの生産基準値に対応する(フタバ産業の岡崎工場)

トヨタ自動車が2023年の世界生産台数を最大1060万台とする「基準値」と、1割程度の下振れリスクを同時に示した。サプライヤー各社からは「不透明な中で、基準としての台数を示してもらえたのは大変、意義深い」(トヨタ紡織の白柳正義社長)と一定の評価を得ている。各社は過去最高の生産水準に対する設備や人員の確保に奔走しつつ、これまでの経験を生かして生産変…